シンギングボウルはチベット仏教で使われる伝統法具のひとつでドニパトロと言います。
木製のスティックで淵を撫でるように回していくと心地良い音が聴 こえてきます。
この音が倍音と言われるもので人や物、 その場所を浄化する効果があると言われます。
初めてシンギングボウルの音色を聴いた瞬間、 その音の持つエネルギーに
すっかり引き込まれてしまいした。
それから使い方を学び、ヨガのクラスや瞑想時に鳴らしたり、 演奏などを行なっています。
同じようでそれぞれ個性があり、 鳴らす人によっても違う音になるシンギングボウルの
音にふれる楽しさを多くの方に知っていただきたいと思います。
シンギングボウルはチベット密教の考えから7つの金属で出来ていると言われています。
金は太陽、銀は月、水銀は水星、銅は火星、鉄は金星、錫は木星、鉛は土星。
ひとつのシンギングボウルの中に小さな宇宙が広がっています。
そして7つのチャクラに対応し、音の波動を浴びることでプラーナを浄化し、チャクラを整えてくれます。
*注)諸説ありますが、実際は7メタルのボウルは金属を混ぜ合わせる技術が難しく、5メタルが多いと言われています。中には1~3、4種類だけのボウルもあります。
形は大きく分けて2種類あり、手打ちのボウルと型を使ったものがあります。
シンプルなものから様々な柄が入ったものがあり、どちらもひとつひとつ職人さんの手作業で作られています。
サイズや形によって音の響きも違い、世界にひとつしかない自分だけのシンギングボウルです。
ヨガのプラクティスにシンギングボウルの音をプラスしてみてはいかがでしょうか?
(つづく)


濱田 さやか
studio SUNDARI代表
1996年よりフィットネス、ダンス、 パーソナルトレーニングの指導をしながら1998年頃よりハタヨガを学び指導を始める。ハタヨガ、陰ヨガを中心に様々なスタイルのヨガを学び、シンギングボウル演奏、チャクラ調整なども行なう。イベントやワークショップも開催。
神戸初のヨガイベントCome Join Yoga Festを主催し、ヨガフェスタ関西等のイベントにてクラスを担当する。