栄養のこととかお話してきて、さもこだわりの食生活を送っているのか風ですけども。もう、勉強するほどシンプルになる。
切るだけとか。
煮るだけとか。
よく煮ます。魚でも鶏でも豚でも、骨を煮て出汁を
野菜くずからも出汁をとる。
そして焼くだけ、とか。
日々の食卓のレパートリーはかなり少ない。。。
よく細胞のはたらきを妄想したりします。妄想すればするほど、実際に何をやれば?って考えると、どんどんシンプルになってくる。細胞の環境が良くなって、栄養からエネルギーを生み出して、そのエネルギーを上手に使えるカラダになっていくために不必要なものを抜いてみると残ったものは結構シンプル。
違って当然
その残ったものも人によって全く違う。母親から受け継いだ腸内環境も違えば、消化能力も違うし、性格も生活環境も違うのだから、これさえ食べておけば大丈夫なんてものはあるわけはなく、違って当然。
例えば日本人は胃酸の分泌力は弱い。胃酸分泌が少なければたんぱく質の消化力も弱い。
欧米の人に比べれば日本人の肉を摂取量なんてかわいいものなのは当然といえば当然。そんな中でも日本人らしからぬ!?消化力を持っている人だっている。アーユルヴェーダでいえば、ピッタの強い人。
これぞピッタ、という友人がいるけれども、食べられるカラダを持っている。人によって消化力も違うのだから食事内容も違っていて当然よね。
簡単なことほど難しい
ほわーって香ってきたにおいを嗅いであーお腹すいたーって。これだけで唾液も出て胃酸分泌もカラダの食べる準備はできる。幸せな平和な風景。
いただきますって、おいしそうーって食べるご飯とスマホ見ながら食べるご飯の消化吸収は違う。絶対違う。
食べ合わせ、食べる順番を工夫して消化を助けることはできる。
そして何よりも噛むこと。ゆっくり、よく噛んで食べるっていうのが簡単だけども本当に難しい。
子供に食べることを中断されるし気付くと飲み込んでる。。。癖もあるけど。噛んで砕いて唾液も出て胃の動きも良くなる。でも、噛む力がない人っていうのもいるから、それにはまずそっちの原因を除くことも必要。やっぱり一概には言えないけど、噛むことは大事。
カラダはちゃんと備えてます
あれは食べてはいけない、これは良いいっていう情報はたくさんある。
勉強し始めた頃はやっぱり何かを制限することから入ったし、いつのまにか偏ってしまいがち。過ぎれば毒。バランスよね。
添加物だって食べないに越したことはないし、分子栄養学的にみて添加物を徹底的に避けてほしいなっていうようなカラダの状態っていうのも確かにある。
でも、カラダにはいらないものを排出する能力だってちゃんと備わっている。食べても、それを出せれば、出す能力を保っていればいいじゃん?とも言える。
毛髪検査で体内の重金属の排泄能力状態をみることはできる。
排泄量があまりに多すぎたり、何か症状があるならば摂取経路を見直す必要はあるし、極力摂らない選択をするけれども、排泄する能力を引き上げることが前提ではなかろうか。
添加物というものの中には、食品の保存期間は長くしてくれて便利になって災害時などにも大きな安心と助けになることだってあるはず。
その物、その食事法の一面だけを見て否定ばかりされてしまうとちょっと寂しい。出すべきものはちゃんと出ていればよし、というのは大雑把過ぎるかな。
自分で選択することを選ぶ
分子栄養学では薬としてサプリメントを使う時がある。
それが必要なカラダの状態ってこだし、病気じゃなくってもそのほうが早く楽になることもある。
がんばらないとできないくらいなら、楽な方法を選んだっていい。サプリメントにも添加物入るものが多いけど、良いものを選択する自分の目を鍛えればいいだけのこと。
私はまず知りたいなって思う。
その物も、自分自身のカラダも、知れば選べる。私に合わないものでも合う人がいて当然。否定する前に知りたい好奇心がむくむくっとくる。
シンプルに。
必要なものを選択する術を身につける。
選択するものは食べ物だけでも食べ方だけでもなく
生き方そのもの。
細胞の環境を乱したり
栄養の消化や吸収を邪魔するものも自分自身。
結局ここかーってなる。ヨガっぽいよね。

鍼灸マッサージ・整体師
介護支援専門員
機能訓練指導員
臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー
TOKYOYOGA指導者養成コース・プログラム担当
TOKYOYOGA指導者養成コース・解剖学講師担当
身体に触れる仕事を20年近く行い、2004年よりヨガを指導。
TOKYOYOGA「YogaBodyトレーニングコース」を開発・指導し、ヨガ指導者養成を行う。
神戸で子育てをしながら身体に関しての探求に情熱を注ぐ、カラダオタク。
「ヨガ手帳」にてポーズ監修・季節の過ごし方を担当。