表現者で在りたい
治療中に自分と繋がった時、私から出てきた想いは
『 表現者で在りたい 』でした。
ヨガインストラクター、母親、奥さん、お嫁さん。
様々な役割の中でも 【私は私】 であり、【私は命】。
皆さんは何に命を輝かせていますか?
生きている今、楽しんでいますか?
いろんな概念や常識をまとってがんじがらめになっていたところか ら、
するんとやりたいことをやってしまう素直さを、 私は私に許可を出しました。
私の中の素直な感情。子どもみたいな自分【女性性】と、
私の中の思考。行動力の元となる自分【男性性】。
このパートナーシップを繋げ、 内側から湧いて来た感情に素直に従うようにしていったら、
素晴らしいご縁や、 びっくりするような願いを叶える引き寄せが起こり始めました。
講演をやってみたい!と思っていたら、 すぐに講演のお仕事を頂く。
自分を遺したい!と思っていたら、 テレビ局からドキュメンタリーを作りたいから是非撮らせてほしい とご連絡頂く。
自宅を建てるならここがいい!と思って念じていたら、 間も無くその場所が売りに出される!
治りたい!と願っていたら、 手で治す系のエネルギーワークの方にたくさん会えた!
叶えば叶うほどに私はどんどん楽しくなっていきました。
そして叶わなくても毎日どんなご縁があるかな? とワクワクし始めました。
自分にプラスのことが起こるという前提のもとに行動しているので 、
日常の中の楽しみも、自然の中の素晴らしさも、 全部全部受け取れるようになっていったんです。
(そして物事の陰陽、 光の部分だけを見て進むようになっていきました。)
楽しいというプラスの波動は、更なるプラスをもたらしてくれる。
そうか!わくわくして生きれば免疫力もあがるし、 どんどん自分のご機嫌取っていこう♫
そう思い、 治療もいかに楽しんで超えていくかを考え今に至ります笑。

自分からの許可
ステージ3a。10年生存率50パーセント。
この響きに最初は押しつぶされそうでした。
でも私は、だからこそ生きることに本気になれたのです。
自分はダメなところばかりなんだから。
怒られないように。褒めてもらえるように。
足りないだらけの自分をなんとか埋めるために。
でもやっぱり、人生ってこんなもんか。
そう思っていた自分は今はいません。
(具体的なプロセスは長くなりすぎるので書けませんが、 ご興味ある方はFacebookを遡って読んで頂けたらありがた いです!お話会などでは細かくお話しています♫ご縁ある方直接お 会い出来ますように☆)
頭の中に常にいた自分へのダメ出し取締官。
普通や常識、こうあるべきという自分が作った檻。
起こってもない不安に囚われて自ら不安定になっていく負のスパイ ラル。
思考の癖に気づいたことで、手放し上手になっていきました。
わたしはわたしの生きやすいように生きていい。
わたしはもっともっと楽に生きていい。
自分からの許可。
ずっと外側に私の存在の肯定先を探していたけど、
大切なことは全て内側でした。

軽さを持って
今はこう思っています。
何が起こっても私の内側から湧き出る感覚を大切に進めば、
どうせうまくいくようになっているのだ。
自分を信じてやってみちゃう。
そして、あ!大丈夫だったー!の繰り返し。
周りの世界は自分の投影。
私から開き、信じ、動いていこう。
道は二股に見えて実は1本。
全ては必然で動いているから、安心して委ねていけばいい。
どんどん自分に、やりたいことに夢中になろう!
私が行き着いた先は、 私が通って来たからこそ見えてきたものです。
何を信じ、何を考え、どう動くかは、
当たり前だけど自分で決めていける。
命も時間も有限。
だから私は、この先も軽さを持って進んでいけたらいいな☆
このコラムも今回で最終です☆
今まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!
「 I am」 を立ち上げました。
今、 癌に限らずどんな病の方でも気軽に想いをシェアできる非公開サー クル
「 I am 」をFacebook上に作っています。
( わたしはわたしを生きる。ありのままを受け入れて。 という意味を込めています。)
【デリケートな悩みが多いので女性限定です。】
癌という病気は精神状態が不安定になりがち。
日本ではまだまだ 癌=死 というイメージがついていて、
告知直後はその怖さ、 不安から自ら孤独になる方が多いのが現状です。
患者会やがんサロン、若年のがんの会、 たくさん会はあるんだけど、
私が住んでいる福井には私世代が気軽に利用できる会がなかったの がきっかけで作りました。
でも県内外、様々な場所から入ってくださって、現在約130名!
(それだけ求めている方がたくさんいらっしゃったんだなぁと、
本当に作ってよかったなと思っています。)
たくさんのサバイバーさんと繋がる中で、 皆さん日々のありがたみを正面から受け止め、 1日を楽しんで生きています。私のようにサバイバーというのを「 やりたいことやるパスポート」にしている方も結構いて、 命をめいっぱい生かして生きてる。
サバイバーだから不幸に生きなくていいし、 逆に周りが作り上げたその固定概念や枠の中から
出ると選択できたことが私を変えてくれました。
必要な方に届くといいなと願っています。
髙橋絵麻


福井県在住。
玉川大学文学部演劇舞踊専攻卒業。
2008年よりヨガスタジオ柳田でヨガ指導を開始。
2015年10月、右乳癌ステージ3aと告知を受け治療を始める。
今夏よりスタジオ所属から離れ、ピンクリボン活動等、活躍の場を拡大中。